echo-tail.log

M３直前恒例、6億年ぶりの更新です。
M3-2019秋まであと約１週間となりました。早いですネ…。

今回エコーテイルは出展していないのですが、他サークルさんの作品でいくつかお手伝いさせていただきました。ずらずらっと宣伝です。

*baletta 『煌めく世界と奇跡の花 』

様々なジャンルを内包しながら展開するファンタジックな楽曲とハーモニー、そして作り込まれたギミックで独自の世界を展開しているサークル*baletta (如月梢／高橋そら／奏月すいむ)様。2nd CDとなる今作は、奇跡の花をめぐる少女の物語をテーマに展開される５曲入りボーカルアルバム。クラシカルなバラードからハードロックテイストまで幅広い楽曲で彩られていて、メロがグッとくる良曲揃い。Twiでも「エモい」が連呼されているのに相応しいエモさです。

前作に引き続き、かおるはマスタリングで参加させていただきました。他に数多のマスタリングの名手がいらっしゃる中、またやらせていただけてありがてぇ…！！ 　メンバーの皆様も巻き込みながらギリギリまで試行錯誤となりましたが、最終的にとても良い感じになったと思います。今回１つ１つの音色がかなりストレートで生々しく耳に届く音づくりになっているのが印象的で、特にボーカルお二人の息遣いがリアルに体感できること間違いなしです。

*balettaさんのCDは歌、歌詞、パッケージも含め様々な仕掛けが施されていますので、ぜひ現物を手にとって！お楽しみください。

泡沫セレネイド
『 アリス・リデルの夢みた景色 -RECALL:WONDERLAND- 』

つきしろあこさんの個人サークル『泡沫セレネイド』様の新作。今回はなんと音楽CD。
2012年にエイプリルフール企画の永久体験版(!?)として公開されたフリーADVゲーム「RECALL:WONDERLAND」のイメージソングが詰め込まれたミニアルバム。空想サラウンド様と泡沫セレネイド様のコラボによるひたすらにポップでキュートな楽曲と歌詞は、絵本がそのまま音楽になったかのよう。

かおるはTr2他でボーカルレコーディングのお手伝いをさせていただきました。主たる役割としては前作のソロで燃え尽きたと思われるボーカル如月梢さんの「ロリこじゅ」をよりブラッシュアップすべく「まだいける！もっと可愛く！moreロリ！！」と現場で叱咤激励するだけのお仕事。（語弊)
当日はあこさんも収録に立ち会ってディレクションしてくださり、原作の色々を内包した「ただカワイイだけじゃない」エッセンスが梢さんの歌に込められています。初めての方向けの「攻略ガイド」サイトも用意されているので、予習をしてストーリーやキャラクターに感情移入すればきっと面白さ倍増。パッケージも間違いなくとんでもない完成度だと思うので、絶対実物を手にとりましょう！

ゲームのリリース当時、ゲーム自体の完成度はもちろん役者陣も主役級の方ばかりでこれは本当にエイプリルフール企画なのか…と驚愕したのは今でもよく覚えています。こうして新たな展開が広がるのはいちファンとしてもとても嬉しいです。

0番地書店　『結び織るは雨の薫り』

「エンドロンド」に出演いただいた開道結子さんが主宰のサークル『0番地書店』様。
実力派声優の方々を迎え、古き良きラジオドラマを彷彿とさせる良質なボイスドラマ作品を制作されています。
これまでは「０番地書店」という不思議な本屋さんが登場する長編ドラマを制作されていたのですが、今回は番外編（？）で0番地書店のサークルメンバーお二人、そしてゲスト演者として雨宮梅子さんを迎えた３人の演者による朗読作品集。演者の皆さんの声から受けたイメージに合わせ、何かしら「本」が絡むというテーマでかおるが３本の脚本を描き下ろさせていただきました。

かなり短期間で書いたので粗が目立つのはご容赦いただくとして…。色々思い切りをつける必要があったことでいつもより少し違う感じで書けた気もしています。３作品ともしっとりした感じのお話ですので、静かな夜にでもゆっくり楽しんでいただけたら。

PHANToM CHRoN!K (月詠あると) 『St.silver』

秋M3作品ではないのですが、ご紹介できていなかったのでご一緒に。

ボーカル、作詞、CVなど多彩に活動されている月詠あると様の活動10周年記念となる初ソロボーカルCD。
ゴリゴリのゴシックロック/インダストリアルビートに、あると様の圧倒的な艶やかさと抜群のテクニック・安定感を併せ持った歌声が映えるカッコいい１枚。以前はライブを中心に活動されていたようで、ステージングが目に浮かぶようなパワーのある歌はさすがの一言。

かおるはトークパート編集、マスタリング、tr2のボーカルミックスで参加させていただいてます。
今回のお声がけをいただけた際「ロック系のお手伝いキター！！」と大変テンションが上がりました。自サークルでは睡眠を誘発する静かな作品ばかり制作してますが、趣味的には「より激しく爆音であれ」が信条、エンジニアリングもそちらの系統の方が得意なのです。笑
そもそも最初に音源をいただいた時点で曲もあると様の歌も良すぎて何もすることがないのでは…というくらいの感じでしたが、tr2のボーカルミックスではかなりラウドで暴れた感じにさせていただいて自分ではとても気に入っています。日常的に愛聴しているので自分が今年聴いた曲の中で再生回数がダントツで多い曲なんじゃないだろうか…。
女性ボーカルの激しめで美メロな楽曲が好きな方はきっとぶっ刺さると思うので、ぜひ試聴して共に眷属になりましょう。BOOTH通販で試聴・購入できます。初回限定のバッジ付きは在庫が少なくなっているようです。

ついでに制作環境の変化とかとかなんとか。

今夏からアウトボードのバスコンプを導入しました。前から使ってみたかったTK Audioの出物があったので仲間入りです。
自分はNeve系よりもSSL系の音が好きで、且つ原音/コンプのバランスミックスできて比較的安い機種…となると選択肢はこれ一択。

結果大当たりでした。ステムトラックの処理やマスタリング時にレシオ1:1.5～2くらいで2～3dB程度リダクションさせる感じで通すと、まさにこれっていうグルーな質感が付加されます。強めにかけると低音がモチモチになって気持ち良い。最近かおるが弄った音は多かれ少なかれほぼ必ずコレを通っています。
DAWから出し戻しする時間がかかるのは色々面倒だけど、やっぱりアナログ回路を通った音は本能的に楽しくなりますね。

あと不調で修理に出したdbxのコンプが3ヶ月程経ってもまだ返ってこない。年末までには返ってきてくれるといいな…。

そんなこんなで、今回も色々やらせていただきました。ありがてぇ！！
年内～年明けくらいは少し余裕があるので、何かお手伝いできそうなことがあれば軽率に声をかけてくれたらうれしいです。

当日会場にはいませんが、気持ちはエア参加で！
Ｍ３参加される皆様、楽しんできてくださいねー。