オリジナル音声ドラマ制作サークル「エコーテイル」のブログです。 http://echo-tail.net/

2017年ありがとうございました!

2017.12.31

いつのまにか、2017年も両手で数えられる程度の残り時間。

すっかり放置状態ですが年末くらいは…ということで、滑り込みで年内最後の更新です。

おかげさまで、今年は年始めから年末までほんと充実した活動を行うことができました。簡単ですがちょっとだけ振り返り。

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ー 自企画。

ハーモスフィアの活動休止から数年、時々お声がけいただいた時にお手伝いはしていたものの、しばらく音声活動から遠ざかっている時期が続いてました、が。
そんな中、何がきっかけだったのか自分でもよくわからないけど、やっぱり何か作ろう…と思い立った結果、CD作品2枚、本数で短編7本。制作ペースが超激遅な自分にしては、かなりハイペースな制作ができた気がします。

ブランクが思っていたより大きくて、今年は編集作業が本当にしんどかった。。。
ある程度の手癖やフォーマットがあるのでそこから始めてみたものの、最初は全然思ったような質感にならず。
時間が経って聴感とか音の好みが変化してきたんだろうなとは思うんですが、そもそも前まで一応あったはずの判断基準の”ものさし”みたいなものが綺麗さっぱり消えてしまってる感じ。
編集して翌日に聴いたらなんか思ってたのと大幅に違うっていうことを繰り返す時間が続いて、最終的に一度完全にリセットするためにモニター環境とツールを一新したり。それでも編集のバージョン違いデータの数が軽く二桁を越えていたりとか…。
最後は自分らしい質感に落ち着くことはできたと思いますが、本当に手探りと試行錯誤の連続でした。

脚本に関しては相変わらずだけど、これまでとにかく透明感だったり心地よさを追求していた一方で、もっと「エグみ」があるものを作りたいという思いがあって。今年はその「エグみ」を出すためのヒントみたいなものに触れる機会を得られて、ずっとやりたかったけどやれなかったものをちょっとずつ形にできるようになってきたのかなと思ってます。

それもこれも、全ては出演してくださった演者の皆さんやスタッフの皆さんのご協力で実現できたもので。今年は本当に人のご縁とご厚意に恵まれた一年でした。
出演を快諾いただき、お話に深く寄り添って演じてくださった浅見さん、梢さん、とうこさん、ほのかさん、開道さん、梅子さん、高橋さん、エキストラ出演してくださったひげさん、ぱぐさん、ミツキさん、そして素敵なイラストでビジュアルを彩ってくださったひよさん、るとりかさんに心から感謝。
そして、手にとっていただいたリスナーの皆さん、本当にありがとうございました。少しでも何か心に残るものがあればとても嬉しいです。

来年の予定はまだ未定ですが、エンドロンドで初めてやったオリジナル曲でのリーディングというスタイルで、もうあと何本か作ってみたいなっていうのが当面の目標。。。

今年得た手がかりをさらに手繰り寄せて、もっと「音楽のように聴ける物語」を目指して作っていくつもりです。

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ー お手伝い。

今年は「天元歌合」でがっつり如月梢さんの歌のお手伝いをやらせていただいて、これまでと全く違った世界が広がった感じでした。
CD1枚分の歌録りをやらせていただくこと自体が久しぶりなうえ、収録では原作者の朔たろさんも立ち会いの中で一緒にディレクションしていくという環境がとても新鮮で。慣れない環境なうえに2人分のディレクションを汲み取りながらで梢さんは本当に大変だったと思うけど、ものすごい根性と集中力で歌い上げていて、やっぱりボーカリストってすごい…と改めて思うこと多々でした。
マスタリングに関しては当初「こんな豪華メンバーの皆さんの音源をやらせていただいてほんとにいいの!?!?」って感じでビビリまくっていて。。。今回、第一線で活躍されている作曲陣の皆さんの楽曲で、デモからアレンジができて、歌が入ってミックスされて…っていう、どんどん出来上がって音が整えられていく過程をリアルタイムで体験することができたのが、最高に面白かったし勉強になりました。そして、やっぱりなんかもうレベルが違う…もっと経験積まないとなと、ものすごく大きな刺激になりました。

自分なりに今できる全力をかけたのですが、どうだったんだろう…。少しでもクオリティアップに貢献できていればいいな。
本当に素敵な楽曲揃いで、朔たろさんの歌詞も初めてとは思えない素晴らしいフレーズばかりで。リリース後も愛聴盤になっています。この作品に関われたことが本当に嬉しかったです。お声がけいただいた梢さんに感謝。

また、BouQuet*の「うたう少女のグリザイユ」も、ブーケのお二人とすいむさんにしかできない独自の世界観とスリリング且つひたすらに心地よくてキラキラ輝くような超絶技巧なアレンジ・楽曲展開でマスタリング中にずっと聞き惚れてました。ボイス界隈の歌い手の中でもこれだけカラーを確立してるユニットはなかなか無いんじゃないでしょうか。オーケストレーション的な楽曲のマスタリングというのは初めてで、天元歌合とはまた違ったアプローチでやらせていただいて得るものがたくさんあって、ものすごく思い出深いお手伝い作品となりました。もっと聴きたい…今後の新譜楽しみです。

その他にも、表に出ないプロジェクトや個人的にやらせていただいた録音やミックスもいくつかありましたが、どれも楽しい思い出ばかりで本当に充実活動を行うことができました。

なにぶんサイトも更新してないしTwitterも機材トークばかりの引きこもり体質なので声をかけづらいかもしれませんが、お手伝いのお誘い大歓迎ですので、何かお手伝いできそうなことがあればお気軽にご相談いただけたら嬉しいです。

関わってくださった皆様、作品を聴いてくださった全ての皆さんに感謝です。

新年が幸多き年になりますよう。

2018年もどうぞよろしくお願いします。

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